平成12年の「2000年開帳」では、本寺豊川閣妙厳寺の福山方丈様(現永平寺貫主)を招き、厳修しました。その時「心念不空過観音念不空過」という言葉をいただきました。この言葉の意味は「人間だれでも生老病死の苦界がある。」ということです。
これをどのように受け止めるか?苦しみ、悩み、足掻くことは恥ずかしいことだと思われますが、決してそうではありません。一度観音様の前で静かに座って考え、ご祈祷してみませんか?
【由 来】
寺伝では昔、豊橋小松原海岸に漂着した巨木で作られた本尊千手観世音菩薩とされている。現在地に安置されるまでに初地では海岸で大船を止めてしまい、また郷中で疫病が蔓延した為、江戸中期に現在地に移転され大正十三年より再建されました。
【行 事】
江戸時代より33年ごとに本開帳、17年ごとに中開帳が厳修されてきました。
現住職は、昭和42年、59年、平成12年の3回厳修に携わりました。